Swimmy誕生秘話
Swimmyストーリー
現在、学校を始めとする子どもの教育環境はさまざまな課題を抱えています。
その一つは教員の働き方問題です。
学校の先生たちは、日々子どもたちと向き合い、子どもたちの成長のために努力し続けていますが、その一方で、多くの先生たちが働きすぎて休職を余儀なくされていることも事実です。
また、誰にも相談できないまま子育てに悩みを抱えている保護者にも出会ってきました。
ネットの情報は多すぎて我が子に当てはまるのかわからない、かと言って、忙しそうな先生に相談もできない・・・そんな保護者からの相談にも活動を通して答えてきました。
本来は、一緒に子どもの成長を見守っていくはずの親も先生も、なぜこんなに辛さを抱えているのでしょうか。
それは、社会の繋がりや協力関係が希薄になり、「子育ては親の責任」「教育は学校の責任」と、教育に対して、この社会が分断されていることが原因ではないか思うのです。
本当に子どもたちのためによい教育環境を作ろうと思ったら、立場を越え、互いを理解し、協力して子どもたちを包み込んでいく必要があるのではないでしょうか。
そこで私たちは、「子どもの周りにいる大人が立場を超えて協力することで、よりよい教育環境を作ろう」とのテーマを掲げ、先生や親を始めとする大人たちがつながるWeb&ペーパーマガジンを立ち上げることにしました。
私たちの問題意識
課題①:子どもに関わる大人の分断
保護者、教員、塾の先生などの大人が、子どもたちを育てていくという目的は同じであるにも関わらず、協力や交流ができていない現状があります。
課題②:分断に対する希薄な問題意識
2つ目に、その分断されているということに対して問題意識が希薄であるということです。
互いに理解し合えないと諦め、分断していることを問題と捉えていない現状があると考えています。
課題③:思いを発信する場の不足
私たちはラジオ配信を通して、熱意ある視聴者がいることに気づきました。
しかし、その思いを発信し互いをつなぐ機会が少ないという現状があります。
そのような人の思いをより多くの人に届ける場を提供したいと考えました。
また、「Swimmy」第1号の企画、親と先生が本音で語り合う「覆面座談会」では、先生たちの思いや考え、保護者の思いや考えの齟齬が、コミュニケーションの不足によって生じているということにも気づきました。
これらの課題を解決するべく、教員・保護者の垣根を越えた紙媒体とWebでのマガジン「Swimmy」が誕生しました。
Swimmyの名前の由来
レオレオニさんのSwimmyという絵本を知っていますか?
小学校2年生の国語の教科書にも載っている、おなじみのあの小さな魚の物語。
小さな魚のSwimmyが、未知の世界を知り、仲間を見つけ、みんなで協力して怖い魚を追い出す、というお話です。
このSwimmyのように、大人が協力して小さな一歩を踏み出すことで、大きな変化が生まれることを願って、私たちのマガジンを”Swimmy”と名付けました。
ぜひみなさんもSwimmyの仲間となって、一緒に教育について考えていきませんか?
〜Swimmyが繋ぐ仲間たち〜
これまでにSwimmyのビジョンに共感してくれた仲間たちに出会ってきました。
私たちがこのSwimmyを立ち上げ、こうやって発信していくことができるのも、多くの仲間に支えられているからに他なりません。
2022年3月には、ふじのくに未来財団の助成金にも採択され、このWebマガジンを立ち上げることができました。
2022年8月に、クラウドファンディングに挑戦。多くの方にSwimmyについて知っていただく機会となりました。
子どもたちのため、子どもの周りで頑張る大人たちのため、Swimmyの元に集ってくれた仲間たちと共に、これからもよりよい教育環境を目指して活動していきます。