コーチングには人の生き方を変える威力がある。
私がコーチングを知ったのは約2年前、2020年10月、「コーチング?何それ?」それが私とコーチングとの出会いでした。
当初、幼児2人の子育てをしながらお勤めに出ていましたが、夫が仕事で忙しくワンオペのワーキングマザー生活に疲弊していた私は、得意の英語を活かして何か別の働き方が出来ないか模索していました。
そこで出会ったのが「英語コーチング」。
「英語コーチング」とは、「英会話レッスン」とは異なり、例えばTOEICを600点代から800点代に伸ばしたい人が、スポーツ選手のように「専門のコーチ」を付けて、進捗管理を続けながら目標達成に向けて勉強する、という物です。
私は当初、大人向けの英語コーチを目指して勉強していましたが、その過程で「ライフコーチング」という物に出会いました。
「ライフコーチング」とは、先述の「英語コーチング」とは異なり、特に「生き方」や「あり方」に重点を置いたコーチングです。
一つのジャンルに特化せず、多くのテーマについて複合的に扱います。
下の円グラフをご覧頂けますか。
「10」を最高点として今、ご自分の現状の満足度は何点でしょうか。
ライフコーチングではまず、このような「バランスホイール」という円グラフを用いて、現状の満足度を数値化・可視化し、そして、それぞれの項目について理想の状態に近づくためには「どういった行動が必要か」「何を変える必要があるのか」を考え、望むライフスタイル実現に向け、やるべき事に少しずつ取り組んでいきます。
仕事、家事、育児に追われて自分の時間なんて一切なかった私が、ライフコーチングを受ける事で、自己を見つめ直し、今後の自分の生き方について真剣に考える事ができ、確実にアイデンティティを取り戻していきました。
そしてそこから1年半後、元子供英語講師としてのキャリアを活かして、自宅で英語教室を開校する事を決意しました。
7年間在籍した職場を退職し、2022年10月現在、開業準備を進めています。
自己肯定感が低く、起業なんて遠い、限られた人達の世界だと思っていた過去の私ですが、コーチングに出会った事でじわじわとメンタルの体質改善が行われ、自己受容ができ、自己肯定感が上がり、セルフイメージが上がり
「英語教室をやってみよう!」と今日の決断に至っています。
英語教室を通じて、やりたい事。
先述のとおり、約2年前までコーチングの「コ」の字も知らなかった私。
今となってはすっかり日常生活に溶け込んでいるコーチング的マインドですが、周りのお母さん方に「コーチングって知ってる?」と聞いても、過去の私同様に知らない方がほとんど。
こんなに素晴らしいコミュニケーションスキル、知らないなんて勿体ない!
と、自身の英語教室を通じて「コーチングの認知活動を行いたい」と思う様になりました。
小学校3年生から英語の授業が始まった現在、私の周りでも英会話教室に通う子ども達は、全く珍しくなくなりました。
まずは「子ども英語教室」から事業をスタートし、保護者の方、そして子ども達にも「コーチング」を知ってもらいたいと思っています。
「主体的で対話的な学び」子ども達にもコーチングを。
これまで日本の公教育では教師が教壇に立ち、子ども達は椅子に座って授業を受ける講義型のものが一般的でしたが、近年「アクティブラーニング」といって子どもが自ら考え、活動していく授業が取り入れられています。
教育先進国のオランダや北欧では、このように「子どもが主体」となって「子ども同士で対話・議論し、プロジェクトを推進させる」教育法が導入されています。
子ども達の自主性に任せる事によって、思考力を伸ばし、他者との関わり合いの中から、自分と他人との違いを受け入れる心を育て、物事を論理的に進める力や自律心を育てる事ができます。
私はこの教育スタイルに感銘を受けたと同時に、ここにはコーチング的理論が根付いていると感じました。
コーチングとは「深い対話」を通じて、自身に新たな気付きや変容を促す物。
私は是非「子ども同士でコーチング的対話」を体感して欲しいと感じ、英語教室を通じて「子ども向けのコーチング実践授業」を実施したいと考えています。
とはいえ、いきなり「子ども同士でコーチング的対話を」と言っても難しいので、ある団体が開発した「子どもでも簡単にコーチングが楽しめる教材」を使用して、授業を行うつもりです。
そして、このように子ども達がコーチングを学ぶ事によって、保護者の方達にも「コーチング」に触れて欲しいと思っています。
子ども達がコーチングを学び、コミュニケーションスキルを身に付け、そして将来どのような生き方をしたいかを考え「夢」や「目標」に向けて取り組んでいく姿を応援していくと同時に、保護者の方に「本当はこんな生き方をしたかった」という「夢」や「ビジョン」を思い出して頂き、今の私のように「大人もやりたい事にチャレンジしていける」そんな社会作りをしていきたいと考えています。
私自身もコーチングの本質を理解できていないからこそ、これからの時代には必要なことなのだと感じました。大人のみならず、子ども達にも活用ができ、教育に必要なスキルだと感じました。